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カワイ・レナードがパリオリンピックのアメリカ代表を辞退

  • 執筆者の写真: yuanother1
    yuanother1
  • 2024年7月10日
  • 読了時間: 2分

 


(画像はアメリカ代表公式Xより引用)


 ロサンゼルス・クリッパーズに所属するカワイ・レナード(33)が、コンディショニングの懸念からパリオリンピックのアメリカ代表を辞退することが判明した。


 レナードは、怪我のため昨シーズン終盤よりプレーを行っていなかったが、アメリカ代表には選出されていたため、ラスベガスでのトレーニングキャンプには参加していた。トレーニングキャンプでは、強度の高いメニューもこなし、公開されている映像を見る限りでは順調な仕上がりを見せていたが、所属球団であるクリッパーズとの話し合いの結果、今回のオリンピックにはレナードは参加しないこととなった。このことに対し、アメリカ代表は次のように声明文を出している。



(画像はアメリカ代表公式Xより引用)


(抄訳)

 カワイ・レナードはここ数週間、オリンピックに向けて調整のスピードを加速させており、ラスベガスでは数回の高強度の練習をこなした。彼はオリンピックでプレーする準備ができていると感じていた。しかし、彼はUSAバスケットボールとクリッパーズの意思を尊重し、パリで開催されるオリンピックに参加するよりも、来シーズンに向けて残りの夏を過ごすこととなった。


 元来、カワイ・レナードは怪我がちの選手であり、シーズン全体を怪我なく乗り切ったことは少ない。クリッパーズでポールジョージ、さらにはジェームズ・ハーデンと共闘することになった時も、そのビック・スリーが揃ってプレーする機会はなかなか得られなかった。


 健康であれば、NBAでMVP級の働きをすることが分かっているが、怪我のため中々プレーすらできない状態が続いている以上、チームとしてはオリンピックへの出場を断念してもらうことの方が懸命の判断だと言えるであろう。一方のアメリカ代表としては、NBAのベスト・ディフェンダーの1人であり、ミッドレンジから効率よく得点を重ねるレナードの離脱は大きな損失であるだろう。特に、NBAとは異なるFIBAルールであり、かつボールも6.5号級から7号級に大きくなりスコアリングがしにくくなる環境下において、堅実なディフェンスを行えるかどうかは試合の大きな要素であるが、その要となる選手が居なくなることは痛手である。


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